【30年前の就活を思い出しながら考えた根深い男女差別の話。】
- 2018.12.25 Tuesday
- 23:04
【30年前の就活を思い出しながら考えた根深い男女差別の話。】
ほぼ30年前、大学3年生だった頃、
まだ就職の事はほとんど考えてなかったような気がします。
しっかり考え始めたのは4年生になってからかな。
企業への就職を希望してた子は、
何社も内定をもらったとか、リクルーター
(懐かしい言葉だ)の先輩と会ったとかなんとか。
このころはまだ男女別の採用だったから、
福祉系の現場だと、
相談員 男性2名
保母 女性1名
っていう募集の仕方。
女性は相談員になれなかったんです。
逆に男性保母になれなかったけれど
資格を取ることは出来てました。
ただ、ここに賃金の差が歴然とあっから、
それが男性差別かというとまた微妙な問題。
4年生大学を出ても、養護施設とかで
働こうと思うと、保母の資格を取らないと
実質面接すら受けられなかったです。
男尊女卑とまでは行かないけれど、
まだまだ男女の差ははっきりしていたころ。
それを思うと今は平等に見えます。
でも、男女平等って、もうすでに実現してるっぽく
見えるけれど、実際はほんの少しずつの
歩みで本当の性差を認め合った平等には
もっと時間がかかるだろうなって思ってます。
ただ、なんとなく平等っぽいから、
もうほとんど平等だよね、と思われるのが
問題だなって強く思います。
自分に、自分のまわりに問題が無いと、
なかなかそれは見えなかったりします。
医学部の合格基準の問題。
家庭内でのモラハラやDV。
賃金の格差。
深夜女性が一人で安心して歩けない環境。
AVのファンタジー。
どれも、「だから何が問題?」
ってなってる感じもあります。
問題を問題と認識しにくい中で、
善良な男性が問題が無いように思ってしまう。
さらに問題が無いと思う中からみると、
女性専用車両が女性だけの
特別待遇に思えてしまうという現実。
被害女性が声を上げても2次被害にあったり、
本人の自己責任にすり替えられてしまうから、
発することが出来なくて、見えなくなってるだけなのに、
問題が見えない=無い、になってしまう事が、
本当に優しい男性をも、無自覚のまま
加害者にしてしまうようでとても怖く思います。
なら、本当の男女平等って何だろうと
考えてみると、それだけで単独で成り立つものでは
なくって、一人一人が精神的に自立して、
自分の心を自分でコントロールできるようになった
上での社会が成熟しないと難しい事なのかなって思ったりもします。
自分の事は自分でする、という事が出来ないと、
家事の分担は出来ないですし、
長時間労働が無くならないと、
男性の育児も難しいです。
痴漢が無くなって、あってもすぐに捕まるように
ならないと、女性専用車両も
無くならないですし、それには、
性欲や支配欲のコントロール、忍耐力が
必要ですし、その力をつけるには、
乳児期からの育児の仕方から考えた方が
良いように思えるという、果てしない感じ。
その中で私に何が出来るだろうって思うと、
女性専門のカウンセラーとして、
「嫌なことは嫌という」ことが出来るよう
に寄添ったり、「モラハラやDV]に苦し
んでる女性の、1人でも多くの女性の味方になる、
くらいで精一杯。
それでも出来る事をしていくしかないから
ただ、しっかりと仕事をしていこうと、
結局そこ?って感じですが、
まずはそこ、だと信じてやっていくだけなので、
やっていきますね。
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恋愛、離婚、不倫、生きづらさ、
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